指導がしにくい大人の生徒さん
せっかく習いに来るのに、指導したことを
丸々無視して練習をしてきたり、
レッスン中も持論を述べる生徒さん。
お子様のみを教えている先生以外だと、
1回は出会ったことがあるのではないでしょうか。
私もたくさんの先生とお話する機会がありますが、
悩んでいる先生に、複数人は出会った事があります。
指導を受けないのになぜレッスンに来るの?
私は、音楽教室の運営サポートという立場で
長年働いていたため、指導を聞いてくれない
生徒さん側ともお話する機会がありました。
結論から申し上げると、生徒さん側は、
「自分が分からないことを先生に聞きたい」
「独学でやっていることを先生に見てほしい」
という目的でレッスンに通っている方も
多くいらっしゃいました。
なんなら、ピアノ教室に毎週通っているだけで
どこか満足と言いますか、家で練習したことを
先生に見てもらうのではなく、週1のレッスンが
練習の場のような感覚の方もいました。
そのような方にとっては、
外に出ること、先生とお話すること、
音楽に触れること、などを目的としているため、
先生が思っているほど、上達に執着がないのです。
解決方法はありますか?
これまで私が音楽教室をサポートする中で、
実際に先生方がお試しになって、効果的だった
少しでも指導がしやすくなる解決方法を
3つほど紹介したいと思います。
(門下を変えるなどの対策ではなく、
生徒さんとの関係を築く方向でご紹介します。)
割り切って付き合う
一般的な考え方だと、
「ピアノを上手に弾けるようになりたくて、
教室に通っているのだろう。
だったら私も一生懸命指導するね!」
というのが、先生としての心意気ですが、
上記でも述べたとおり、上達を目標としていない
パターンの生徒さんもいます。
よくよくお話を聞き、もしそうなのであれば、
先生側も割り切って、その30分は話を聞いたり、
質問に答えたり、生徒さんに合わせた時間を
過ごすことをおすすめします。
言葉ではなく演奏で示す
大人の生徒さんは、YouTubeであったり、
友人やピアノサークルで出会った人だったり、
誰かの演奏を見て感動し、レッスンに通っている
という方が少なくありません。
言葉で言ってもなかなか受け入れてもらえない
という場合には、一度先生の本気演奏を
お手本として示してみると効果のある場合も
あります。こんな風に弾きたい!と思って
もらえれば、言葉での指導も効果的になる
ことも多少は期待が出来ます。
隔週のレッスンをご提案する
「毎週きちんと弾けているので、隔週でも」
とご提案してみるのも良いですね。
毎週だと先生に演奏を見てもらって満足する
生徒さんもいらっしゃいますが、
隔週だと2週間の間に分からないことが
出てきたりして、お互いに良いレッスン時間が
過ごせるという事例も過去にありました。
もし、隔週で時間が足りないという事であれば、
1回30分のレッスンを45分にしたり、
少し工夫をしてみて下さい。
kikiまとめ
私の時代(現在30代ですが)は、先生を立てるのも
両親がお歳暮などを送るのも当たり前でした。
でも現代は、先生に贈りものをする人は
ほとんど見なくなりましたし、友人と話していても
良い意味で先生が身近な存在で、
何でも言える関係が心地良いと言います。
壁のある先生には習わせたくないという姿勢。
一方で先生方からは「先生を立てないなんて…」と
いうお声もまだまだ聞きます。
時代の変化、生徒さんへのコミュニケーションも
きっとご苦労があるかと思いますが、
一見無礼に見える方でも、
実は先生への尊敬はあるものです。
うまく付き合いながら、生徒さんへ
楽しいピアノライフのご提供をし、
そして先生自身も楽しいピアノライフを
お送りいただければと思います。



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